多くの企業が勘違いしている働き方改革について。働き方改革の本当の方法とは?
こんにちは!
今回は働き方改革の本当の手法について解説できればと思います。
そもそも働き方改革の目的とは?
まずは目的をしっかり認識しましょう。
働き方改革の目的はなんのか。
それは企業として「コストカット」を行うことが1番の目的です。
働き方改革は「労働生産性の向上」をする動きのことを指します。
つまり業務を効率化して同時間の業務で以前より進捗が高い状態を作ることです。
そしてその結果、残業時間が減り人力を削減することできるようになり結果コストカットができるのです。
まずはこちらを前提として認識ください。
よくある間違っている手法について
そしてその働き方改革において、よく利用される手法がいくつかあります。
- ノー残業デーの設定
- 残業時間の規制もしくは禁止
- とりあえず何かしらのシステムの導入
よく聞きますよね上記の手法。
でもこれは本当に正しいのでしょうか?
まずはノー残業デー。
これって結局業務の先延ばしで、業務時間が大幅に短縮されることは予想されません。
よく「社員の意識が変わる」という意見がありますが、ノー残業デーが作られたから意欲的に仕事をしようと考える人は少ないと思います。
むしろ社員から「無理だろそんなの」と反発を買い、結局別の問題が発生しかねません。
次に残業禁止。
これも同じく今まで行っていた業務は何も変わりません。
なので残業が満映している現場であれば、結局どこか別の場所で仕事をする等の事象が発生し、結果情報漏洩やサービス残業等の別のリスクが生まれてしまいます。
根本的な解決になっていないですね。
そして最後が何かしらのシステムの導入。
同業が利用しているものや営業にオススメされたシステムを導入することで業務効率化を図る。
しかし本当にそれで業務が減るのでしょうか。
おそらく減っているケースは少ないと思います。
なぜなら自社の業務環境、例えばどの業務にどれくらいの時間がかかっているかやどの業務が一番忙しいかを理解できていないからです。
なのでこのような方法論や周りの真似をしているだけでは結局何も変わらないのです。
まずは現在の業務を見直すこと
ではまずは何をすべきなのか。
それは現在の業務の詳細を見直すことです。
そしてその業務が本当に必要かどうか、改めて検討をしてください。
判断基準としては
- その業務を減らしてにアウトプットに支障が出るか
- その業務は時間分に見合った利益を生み出しているか
というように常識や感情、忖度ではなく事業の利益を考えてください。
まずは効率化の前に必要のない業務を削除しましょう。
これが出来なければ結果は何も変わりません。
「何かを変えることができる人は何かを捨てるものができる人」という言葉があるように、必要のないものは根本から削ぎ落としましょう!
これだけでも大体の企業の業務時間はだいぶ変わります。
無駄な作業のシステム化
まずは前述の業務削除を徹底して行ってください。
その上であまりにも単純な業務に関してはそれを機会に代行できないか、それぞれ検討しましょう!
ここでよく起こるのが、前述の必要のない業務をシステム化してしまうことです。
必要のない業務をシステム化してまで行うなど、はっきり言ってお金の無駄遣いです。
システム会社にお金あげてるようなものです。
このようなミスをしないために、まずは自社の改革をしてからシステム選定に移りましょう。
採用するのは間違い!
よく働き方改革に向けて採用を考える方がいます。
これははっきり言って大間違いです。
なぜなら働き方改革がうまくいけば余剰人材が生まれてしまうからです。
先程も言った通り、働き方改革の目的はコストカットです。
加えて日本では人をリストラすることがとても難しく、一度採用した人材は継続して雇用しなくてはいけません。
つまり採用をしてしまうことで、せっかく実現しようとした人件費のコストカットが無効化されてしまう可能性があるのです。
なので本当に働き方改革に力を入れていくのであれば、現状足りない人手は業務委託等で補うのが得策です。
今回は以上となります。
それではまた明日!