親孝行という名の呪縛について。
「親孝行はしろ」
皆さんも一度はこのセリフを聞いたことや言われたことがあるのではないでしょうか?
たしかに大切なことです。
しかし一歩考え方を間違えればそれはあなたをマイナスにする呪縛になり得るのです。
今回はその理由をご紹介いたします。
親孝行は親に従うことじゃない
まず根本的に多くの方が勘違いしていることがあります。
親孝行は親に従うことではありません。
たしかに親に従うことで喜ぶ親もいます。
しかしそれは親孝行ではなく、単なる主従関係のなれの果ての姿です。
親は子供にこう育ってほしい。
その道を歩むことが親孝行であれば、ただのロボットになることと変わりがありません。
親は100%正しいわけじゃない
前述より親に従うことが親孝行ではないと話しました。
その理由として親は100%正しいとは限らないということが挙げられます。
例えば今であれば、多くの親は一つの会社で長く勤めてほしいみたいな考えを持っているケースが多いです。
しかしそんな時代はとうに終わり、なかなか一つの会社にずっと勤めることは叶わず、むしろリスクにもなりかねません。
つまり親の示す道に進むことで間違った道に進み、結果子供は失敗をしてしまいます。
果たして子どもが失敗することは親孝行になるのでしょうか?
私はそれは間違っていると思います。
親と自分は違う生物
そしてそもそも親と子供は違う生物です。
なので遺伝はあったとしても、考え方が全て親と同じということはないはずです。
なので親が示す道を子どもが進みたいと思えることも少ないはずです。
子どもが進みたくない道を進むことが果たして親孝行なのでしょうか?
また本人は親孝行で人生を潰してそれで満足できるのでしょうか?
先ほども言いましたが、それではただのロボットです。
もちろん親孝行でからに越したことはない
ただもちろん親孝行は素晴らしいと思います。
それは間違いありません。
私が言いたいことは自分をマイナスにしてまでする親孝行は果たして正しいのかということです。
親孝行は親が個人として行いたいことに手助けをする程度で良いと思います。
親が行きたい場所に連れて行ってあげるとか。
食べたい料理を作ってあげるとか。
自分の人生を変えてまで親孝行を成し遂げようとするのは本末転倒ではないでしょうか?
それはただの呪縛に他なりません。
なので親孝行と言う言葉を大きく履き違えないようにしましょう。
今回は以上となります。
それではまた明日!