なぜ大手企業のアプリの不具合は解決しないのか?
こんにちは!
今回はなぜ大手企業のアプリは不具合が起こるのか、というテーマで自論をお伝えできればと思います。
実例として、まずはセブンペイ
まず大手企業のアプリ不具合の代名詞といえばセブンペイ。
もう「セブンペイ」なのか「7pay」なのかも忘れてしまいましたが笑
この夏とても騒がれましたよね。
まずこのセブンペイですが、システムのセキュリティに不備があり不正利用が多発しました。
大々的に始まったのに超びっくりでした。
そして私が一番驚いたこと。
それはその後システム修正して再リリースしたにも関わらず、結果それでもエラーがありセブンペイは無くなってしまったということです!
信頼の問題もあるかと思いますが、断念するのは予想外でした。
政府リリースのキャッシャレス還元店検索アプリもやばいらしい
10月1日から軽減税率が始動しました。
それに伴い政府主導型のキャッシュレス還元キャンペーンが始まりました。
そして対応したお店を探すことができるアプリを最近経済上記がリリースしたそうです。
ツイッターではとても話題になっていて
・住所がわかりづらい
・づれがある
・とにかく使いづらい、見にくい
と、様々な話が出ていました。
そして等々掲載情報が間違っている等の不具合が見つかり、さらに問題になっています。
経済省がリリースしているのに、、
なぜでしょうか。
結論、開発手法
セブンというと大きい会社に続き、経済省まで、、
ではなぜかのようなことが起こるのか。
それは開発手法にあると私は考えています。
セブンも経済省もどちらも自分たちで開発はせず、基本的には外注して他社に制作を依頼している形です。
そしておそらか制作実績が多い、見た目の信頼性が高い会社に依頼をするはずです。
そしてそのような請負会社は大抵自社で開発をせず、下請けに開発を任せる「ウォーターファール」という開発手法を取っています。
これが大きな問題になっていると考えています。
例えば経済省はA社に制作依頼をしたとします。
しかしA社はB社にさらに制作を依頼し、B社もその作業をC社D社E社に依頼する。
これが先程の「ウォータフォール」という開発手法です。
そしてこの手法だと、「とりあえず納期に間に合って、形になってればいい」みたいな制作スタイルになってしまいます。
そしてその後不具合を改善しようとしても、経済省からA社、A社からB社みたいな形でコミュニケーション過多になり、不具合改善に力を注げません。
たしかにこの手法は数はこなせます。
なので実績が増え、上流の会社は大きな案件を取りやすいのですが。
しかし果たして質はどうなのでしょうか?
というのが私の疑問です。
いい加減世の中にあった開発手法を知って欲しい
じつはこれを改善する制作手法があります。
それが「アジャイル開発」と言われるものです。
これは簡単に言うと、1つのチームで開発を行い、開発途中でも改善や不具合が見つかればどんどん見直していく手法です。
前述の「ウォータフォール」手法だと、下請け会社がエラーに気がついたとしてた、上流会社の設計を勝手に変えたりはできません。
なので最近起こったようなトラブルが起こるのです。
基本的にBtoC向けのサービスは改善が必須になるはずですし、セキュリティが重要なのであればなおさらのこと、こちらの開発手法がおすすめです。
今回は以上となります。
エンジニアでなくてもアプリ制作に関わる方にはこれくらいの事は知っておいて頂きたいです。
それではまた明日!