豪ドルとうとう75円割れ…雇用統計発表によりどのような影響が出たか。また今後の見通しの考察。(2019年6月13日)
こんにちは。
なんか寒いんだか暑いんだかわからない毎日ですね。
さあ本日はオーストラリアの雇用統計の発表がありました!
豪ドルのファンダメンタル(基礎的事項)ですね。
今月頭の金利引き下げに引き続き解説していきます。
目次はこんな感じ。
結果わかってる人は飛ばしてご覧ください!
ちなみにこれは個人の見解になりますのでご了承いただければと思います。
雇用統計の発表とは?
言葉通り、各国の雇用状況を政府が発表するもので経済指標の一つになっております。
一般的には雇用の状況が良ければその国の情勢がいいと判断され、対象国の通貨が買われる傾向が高まります。
オーストラリアの場合は毎月初旬に1回発表され、特に『新規雇用者数』と『失業率』が市場に影響を与えると言われております。
基本的にはマスが考えている予測に対しての差が市場の動きに影響するので、事前に周りの感触を伺っておくことが大事です!
ちなみに米国の雇用統計は特にFXに大きな影響を与えると言われております。
発表結果は?
新規雇用者に関しては、市場の予測が1.6万~1.75万人程とされている中で4.23万人となり上向きな発表となりました。
しかし失業率に関しては5.1%が予測として立っている中で、5.2%と厳しい数値となりました。
発表内容的にはプラマイ0みたいな感じですね。
豪ドルの動きはどうだった?結果どれくらい下がった??
まず発表前の動きですが、6月4日の金利下げ発表より豪ドルは一時の上昇しておりました。
金利発表前日約75.0円まで下がっておりましたが、6月10日には約75.9円まで上昇。
詳しくは下記前回のブログをご確認ください。
しかしその6月10日と前日にまた大きく数値を下げ、75.1円まで戻ってきました。
これは雇用統計発表前の調整に加え、今後の金利下げ等の言及がある可能性を考え、ロングの利確もしくは損切り。また売りポジションの確保に向けられたことが考えられます。
そして発表のタイミング。
まちまちな発表になったため、最初の新規雇用者数で一瞬75.1円から75.2円に上昇しましたが失業率の発表後75.0円台まで下落。
そしてとうとう75.0のサポートラインを抜けました。
まあ前々から下降トレンドが続き、サポートラインを割るのは時間の問題と言われていたので、失業率上昇という良い口実ができこのような結果になったと思われます。
しかしそのまま大きく下落していくと思いきや74.76円前後でストップ。
これはおそらく金利下げ等の大きな話ではなかったため、抜けたものの下落の勢いが弱くなってしまったものによるものだと考えられます。
なんで下がったのか。
前述の部分と同じになりますが、回答としては下降トレンドの中で失業率上昇という口実ができ75.0円のサポートラインを割ったものと思われます。
しかし要素が弱かったため(金利下げの言及等に比べ)、割った後大きく加工することはなかったのだと考えております。
今後の見通しは?
基本的には下降トレンドが続くと思われます。
理由としては上昇の引き金になるような予測がないためです。
加えて金利下げが再度行われる見解が多く、それも影響すると考えております。
基本はショートで見ていたほうが良いですね。
それでは以上となります。
また明日!!