【元人材業界営業マンの見解】就活での人材業界の志望動機について。(注意点あり)
こんにちは!
今回は就活での人材業界の志望動機について、人材業界出身の私がお話しできればと思います。
就活生の方で
「人材系興味ある!」
「今度人材系の会社の選考!」
みたいな方は参考になると思うので、ぜひ見てみてください!
志望動機あるあるその1 人が好きだから
まずは志望動機について。
よくあるのがこの「人が好きだから」というものです。
これ本当にめちゃめちゃ多いです。
例えば人材系の会社というのは基本的に就職者や転職者、また派遣の方向けのサービスを提供することがほとんどです。
webサイトでそれを展開するケースもありますが、対面で求職者に企業を紹介するみたいなことをやります。
ここを知って多くの方は「求職者に寄り添っていいキャリアを描けるようにサポートしたい。なぜなら私は人が好きだから!」となるようです。
志望動機あるあるその2 新規事業をやりたい
そしてあるある2つ目がこちら。
「新規事業をやりたい!」というものです。
これは間違いなくリクルート社の影響でしょう。
リクルート社は様々な事業を展開していて、起業家集団みたいに言われています。
もともとは就職情報誌から始まり、今ではその派生のリクナビ。
そしてゼクシィやホットペッパー等幅広い領域の事業を成功させています。
それに憧れた志望者が「最終的には御社で新規事業の立ち上げを成し遂げたい」ということが結構多いです。
この2つの志望動機の落とし穴
ここで皆さんにしっかりとご説明したいことがありまさ。
それはこの2つの志望動機には落とし穴があります。
まずは「人が好きだから」という志望動機。
確かに求職者向けのサービスですが、実際は企業からお金をもらってサービスを展開させるため、求職者よりもクライアントの企業のために仕事をするというイメージになりがちです。
例えば求職者に企業を紹介する仕事についたとします。
そこでのノルマは大抵求職者を何社の企業に就職させることができたか、そこで何円の売り上げを生み出せたかというものになります。
なので心の底から求職者に寄り添い切れるかというと、そうではないというのが現状です。
広告では「求職者に寄り添う」というものを出していますが、あれはあくまでユーザーを増やして事業を成り立たせるための宣伝です。
それを鵜呑みにしてはいけません。
それに加えて人材業界は競争社会です。
自身の成績を数字化され、同期などのライバルと比べられます。
なのでサポートとかの視点では少しミスマッチが生まれてしまう可能性が高いです。
また新規事業という点関しても正直携われるチャンスは少ないと考えます。
なぜなら人材業界はめちゃめちゃ複雑なサービスを展開しているわけではなく、大体の社員が営業職に配属されるからです。
結局営業が売り上げを作ることで事業が成り立つのが人材業界なのです。
なので新規事業に携わりたいのであれば、ITベンチャー等への就職をオススメします。
以上からこの2つの志望動機は大きなミスマッチの元凶になるのです。
こんな人は人材業界に向いている!
ではどんな人が人材業界に向いているのか。
それは2つあると考えています。
- 競争が好き
- 営業で「〇〇さんだから御社の発注します」という言葉にやりがいを見出せる人
以上です。
まずは競争が好きという点ですが、前述した通り人材業界の多くが売り上げをランキングにする等のゴリゴリの営業会社であることが多いです。
それにより表彰をされたり、出世に繋がったりします。
なのでこのような切磋琢磨することが好きな人は人材業界に合うと思います。
また人材業界は良くも悪くも差別化がしづらい業界です。
よって営業の色で受注と失注が決まったりすることが多々あります。
なので受注するとクライアントから認められたという気持ちが芽生え、これがいわゆる承認の欲求を満たしてくれます。
このようなことにやりがいを見出せるのであれば、人材業界はオススメでしょう。
今回は以上となります。
それではまた明日!